SREとしてさらに成長するために転職して感じたクラウドワークスのこと

この記事はクラウドワークス Advent Calendar 2020 25日目の記事です。

まさかの最終日投稿ということで少し緊張していますが、入社して8ヶ月が過ぎ今更ながらクラウドワークスに入社して感じたことを書いていきます。
いわゆる入社エントリーというやつですが、書く書く言っててここまで引っ張ってしまいました笑

最終日ということで、時折他の方のアドベントカレンダーの宣伝も入っていますので、よければ読んでみてください。

はじめに

私自身、前職は某人材系の企業でSREとして働いていましたが、今回も同じく人材系の企業でSREとして働いています。

特に人材系を望んでいたわけではないのですが、サービスを通して人の役に立てるような会社で働きたい、という希望のもと選考を進めていた結果、クラウドワークスに入社しました。

今まで B to C がメインだったので、C to C ではどう言った感じなんだろうという興味もありましたが、入社した主な理由は以下となります。

  • 勉強会や面接などで一緒に働く人たちと話していく中で、すごく魅力的な人達が多かった
  • 時代に促した先進的な働き方をしていて、今後の働き方の変化とどのようにマッチしていくのかを体感したかった

これらが入ってみてどうだったかを書いていきます。

入社してよかったこと

情シスの対応の早さ

温めていたメモの一番最初に書いてあったので一番最初に書きました笑

入社後のやり取りは主にSlackで行われるのですが、チャンネルのトピックに書かれている問い合わせフォームから依頼を行うと、すぐにSlackでメンションがきて対応を行なってくれます。 対応もとても親切で当時すごく感動していた記憶がありました。

またアドベントカレンダーにもあるように、Slack翻訳botを作成するなど社内の人たちへ役立つ取り組みをしていて感謝の気持ちでいっぱいです。

SREが優秀

@kangaechuさんのアドベントカレンダーにも書かれていますが、弊社SREチームは、Terraform職人の@minamijoyo さんと、「実践Terraform」 を書いた@tmknom さんが所属しています。
日頃からOSSへの貢献や執筆活動に関わっていることもあり、ローコンテクストな文化が形成されているとともに、技術力が高く様々な方面で実力を発揮しており、入社してみると改めてその優秀さを体感しました。

さらに業務に関しても半期毎に目標を立て、放置されがちだが重要度の高いタスクに関しても1歩1歩真摯に取り組み「きちんとSREを行なっている」な、ということが感じ取れました。

また、SREの業務以外にも新しくチャレンジしたいと言う意思で別部署に異動された @hisamura333 さんもその実力をマルチに発揮し活躍しています。

レビュー力の高さ

チームのレビュー観点が鋭く自分の中のモヤモヤや、心うちで思っていた部分を明確に言語化しコメントをくれるため、この人たちはエスパーなんじゃないかと疑ったことさえありました笑 技術的な観点に関しても、どうすればシステムをいい方向に持っていけるかを前提に試行錯誤しており、PoCを実施するなどさらに良い仕組み作りを行っています。

このあたりは、@kangaechu さんの記事にもその結果などが現れています。

ドキュメントや経緯をきちんと残していこうという文化

@shimopataさんのアドベントカレンダーにも書かれていますが、ドキュメントや経緯をきちんと残していこうという文化がしっかりと根付いているように見えます。

古くから残っている現行システムは負債になりがちで、必要な情報が十分に書かれていなかったりすることがしばしばあります。 そのせいもあってか作成する成果物においてはドキュメントや経緯などを書くように心がけている方が多く、これは非常に素晴らしい組織だなと感じました。

圧倒的成長感

前職はオンプレやEC2をメインに使っていたためDockerなどを触る機会があまりありませんでした。
サーバ管理もAnsibleを使っていたりと改善活動 を進めていましたが、根幹を変える段階までいくには時間がかかってしまっていました。 とはいえ、いろんなエンジニアが様々な努力をしていたので今現在どうなっているかはすごく興味があるところです。 しかしコロナ禍でプライベートも含め交流が減ってしまったので、どこかの機会でアウトプットされるのが楽しみです。

クラウドワークスに入ってからはTerraformでの管理を前提にECSやFargateを使うことが多く、今までとは違うレイヤーでの管理や運用となり、最初は戸惑いましたが慣れればすごく便利で成長を実感できました。

さらに様々なツールに触れる機会も増え、自然と自分の中の教科書が広がり取り組む技術についての様々な可能性も持つことができました。

エンジニアブログやアドベントカレンダーにも自分の行ったことの一部を書いていますので、興味があれば見てください。

ルフレックス・フルリモート

コロナ禍になりフルリモートが当たり前の世の中になりましたが、クラウドワークス は2018年の7月頃からフルフレックス・フルリモートが始まり2019年の7月からは全社導入され一人一人が働きやすい働き方を実現させていました。

入社を決めた理由の一つとして、こういった取り組みを行っている姿が見受けられたという点もありました。

実際に入社してみてもチーム毎にフルフレックス・フルリモートを生かしており朝7時出勤する方もいれば11時ぐらいに出勤する方もいて、自分も午前中に野暮用がある場合は遅く出社し、午後に予定がある場合は早く切り上げるなど以前よりかなり融通が効くようになりました。
※ただしチーム内での定例や打ち合わせなどがある場合はきちんと調整が必要です

SREチームは特段理由がなければ基本的にはオフィスに出社して顔を合わせていたのですが、コロナの影響で実質出社できたのは1ヶ月ほどで現在はほぼリモート出社となりました。

リモート出社も初めは戸惑い慣れるまで時間がかかりましたが、今ではとても快適です。
ただ出社しないと運動不足で体が鈍る一方なのでたまには出社をしたいですが、人との交流がないと出社をするメリットがでないので、今後コロナが落ち着いてきたらまた出社の意味やあり方について考えていければなと思っています。

アウトプット力の高い人が多い

@taqrow さんアドベントカレンダーにも書かれていますが「発信」が組織に根付いているため、社内・社外においてもアウトプット力の高い人が多いのも魅力の一つです。

【18日投稿】 クラウドワークス開発組織と今後の取り組み

実際に日々アウトプットしている人たちの記事は各職種でも話題になっており、Qiita外への投稿が多い中でもクラウドワークスのQiitaのアドベントカレンダーは上位にあります。

また、長い目で見ても人の移り変わりがある中で、Qiitaアドベントカレンダーでは「企業・学校・団体」別のランキングでは2015年から全てベスト10(そのうち3回はベスト3)にはいっておりここまで継続的にアウトプットができ、評価を貰っている企業はあまりなく率直にすごいと言う感想を持ちました。

入社してから気になったこと

次は逆に入社後気になったことをあげてみます。

Slackチャンネルが多いため慣れるまで迷う

とにかく多いです。 調べてみると900以上のチャンネルがありました。

入社時最低限必要なチャンネルには自動で入るようになっていますが、組織も変わればチャンネルも変わり真面目なものから面白いものまでいろんなチャンネルがあるので、チャンネルの役割の把握にとても迷いました。

ただ必要のないチャンネルはきちんとアーカイブするようになっており、Slack自体にグループ化の機能が追加されたので、自分なりにわかりやすく整理することで対応できました。

サービスや人との距離が少し離れた

SRE的にはいい意味なんですが、システムの特性上サーバーのお守りをそこまでしなくて良くなったという恩恵があります。
加えてCI/CDやBotなどで、自動化できるところは極力自動化しているというのもこれを感じられた理由になると思います。(前は人の温かみのある作業がとても多かったです)

また、優秀な人が多いが故に前職と比べるとシステムの面倒を見る範囲も狭くなった気がします。
前職ではインフラレイヤーとアプリレイヤーがしっかりと分かれており作業は分担されていましたが、現在はSRE以外のエンジニアもTerraformを触るなど、できることであれば調べてやってしまう方が多く日々感謝の限りです。(ただしapply前にSREチームのレビューがしっかりと入ります)
エンジニアブログの記事などを見てもその守備範囲の広さを感じとれます。

打ち合わせに関しても数が少なくなり、今までは企画側からの相談や、PMやベンダーとの調整、チーム内での打ち合わせなど5:5や時には7:3の割合で打ち合わせと業務をこなしていましたが、現在は2:8の割合ぐらいで業務に集中できるようになりました。

個人的に人と話すのは好きなのでもう少し話せる機会が増えるといいなと思っています。(飲みに行きたいだけ)

コロナ禍

これはどの企業に入っていても課題になった点だと思っていますが、私自身会社のいろんな人と交流を行い、現状のシステムの問題点や体制、課題感をキャッチアップしていきながらタスクにつなげて解決を図っていくようなやり方をしていました。 (前職では営業ばかりのゴルフ同好会にエンジニアとして初めて単身で乗り込んで行って交流をしたりしていました笑)

そのためコロナ禍で人との交流が減ってしまったのはかなりの痛手でした。 幸い勉強会などで事前に交流のあった人や元々の知り合いの人がいたこともあり、徐々に組織内の接点は増えてきたなと思っています。

ただ実際は人見知りな所もあるので、直接会ってもそんなにうまく喋れる自信はありません笑

SRE Loungeでの勉強会会場提供ができなくなってしまった

入社後、SRE Loungeの開催場所としてクラウドワークス で会場を提供し実施したいと言うことを個人的に検討していました。

ただこれもコロナのせいで延期になってしまったのですが、最近オフィス自体が縮小してしまったため大人数での開催は難しく、そもそもオフラインでの勉強会もいつになるかわからないためオフィスでの開催が難しくなりました。

いつかまた機会があればやりたいです。

これまでと、これからについて

入社してから半年はひたすら新しいことへのインプットでいっぱいでした。
同じチームの人たちにはとても負担になってしまっていたな、と思いながらもそこからなんとか少しづつアウトプットもできるようになり成長している実感を感じました。

先日も全社朝会で行なっている生産性向上ピッチ(PIP)と言う場で発表させていただき、改善活動を他部門に共有するなど周りとの距離も少し縮まってきました。

また少し真面目にサービスの話をすると、企業理念でもある「働くを通して人々に笑顔を」を実現するために今後どのような価値を作っていけるのかという点において、自分自身がどう動いていけばいいかを考えていたりします。

ここ最近で利用者も増えこれからどんどんと成長を見せていく中、C to C の本質であるマッチングの場を提供し拡大していくためには、サービスを継続する力も必要になってきます。

そういった場所がさらに必要になる今日において、それら二つをつなげるためには、より良いマッチングフローを見出すとともにサイトの利便性を上げるなど、持続させるために必要な努力を行っていかなければなりません。

こういった取り組みは日々社内の中でも行われ、一人一人がサービスのことをしっかり考えていけるような文化はすごく大切だなと思いながらも、まだまだ自分はそう言った本質的なところに触れる機会が少ないため、働きやすい環境で働けているなという状態です。

ただ、自分にとって最高な環境は誰かにとっての最高の環境ではないかもしれません。 それは他の人が頑張っており負担が減っているからこそ得られるものであると思っています。

そのため、誰かにとっての最高の環境になるようにSREという役割の元、エンジニアや社員・ユーザの皆に価値を提供できるように頑張っていきたいと思っています。

と、少し語ってしまいましたが入社して働いてみた感想を書いてみました。

最後に、これからもサービスが成長していくためにはまだまだエンジニアが足りない状況で、クラウドワークスでは絶賛エンジニアを募集しております。

興味持って頂けたら、是非カジュアルにお話させてください。 www.wantedly.com

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